ちくちくちくちく。学校に行くまでの間に10分ほどの針仕事。縫っているのは就活用にと去年の冬に買ったばかりの新しいバッグ。外はすごいんだよ、パラシュートと同じ素材だということで今のところ小さなほつれのひとつさえも見ていない。でも中がいけなかった。実際なったこのとおり、中に唯一あるポケットの耐力が本当に微々たるものでしかなかったんだ。だからこうしてちくちくちくちく針仕事をすることに。とりあえずほつれたところをなんとか仮止めした程度だけれど、たぶんこれでかなり持つだろう。…それこそ買ってから壊れるまでの期間以上に(苦笑
 そうしている間にもあのひとからのメールは届いてくれず、珍しい事態にちょっと気を焦らせてしまったよ。だけど特別何か危険なことが起こっているわけではないだろうし、となると何か用事があるんだろうって思って学校へは出掛けたんだけどね。そしたら事実としては…それはかわそうだから書かないでおくことにしておこう(笑) でも、やはりいつものメールがないとかなり気になってしまうんだよなぁ。

 学校に着き、まずは昨日頼まれたD君の履修登録を済ます。それはただ住所を書いて卒論履修のところにマークするだけで、作業としては特に大したことではないのだけど…「なんで俺が?」って思いながら再び学生会アンケートに答えてきたよ(泣) うーん、どうしてまたアンケートに答えなくちゃいけないことになってしまったんだろう? 今思っても不思議。学生会の人が俺にアンケートを手渡したときの会話を思い出すことができないんだ。次はさすがにもうないけれど、もしあるんだとしても決してアンケートになんて答えるもんか。
 だってこのアンケート、主に講義内容と学生のモラルについてのアンケートだったのだけど、質問の数がとことん多くてさ。マークシートを使うほうで約70、筆記が必要なほうで約30の質問が冊子には用意されていたんだ。だから答えるのにだいたい30分ちょっと、もしかしたら1時間近く掛かっていたかもしれない。それを、本当はもう俺のぶんは書いてあるんだ。昨日履修登録受け付け会場に来たときにすでに。なんにせよ、今日は10時から研究室のお留守番のはずが11時くらいになるまでそっちに顔を出すことができなかった…(あせ

 学科事務室から鍵を受け取り研究室へ行くと、そこは電気が消えているだけで鍵は開いていた部屋があった。あとから授業を終えた助教授が帰って来たところを見ると、鍵を空けたのはこの人だったんだろう。そのあと4時に帰るまでに先生が1人、他の部屋の院生が1人、うちの部屋の生徒が3人やってきた。大事なのは先生が持ってきた情報だね。どうやらうちの研究室の内定者5番目が出たらしいんだ。誰が受かったんだか知らないが、先生に先に連絡が来たということは推薦だったのだろう。たぶんそこへ彼は行くだろうから、これで約半分の行き先が決まったことになる。
 すでに内定を果たし、もうすぐ内定者全員による懇談会を控えている俺にとっては、この時期に決まっていないことが遅れているような印象をどうしても受けるけれど、考えてみるともともとは自分だって「5月までに決めよう」「せめて6月までに決まらなかったら」って自分を励ましていたものだった。だから別に遅いってわけじゃない。逆に教授が言うように、「みんなそんなに早くに決めちゃってもいいのかな」という感想のほうが正しい意見なんだろう。
 でも、早くに就職が決まるに越したことはないでしょ。一部警察官か消防士になりたいんだって言っているプロボクサーはいるけどさ(実話) それに、内定決まってもそこじゃ満足できないってまだ活動を続けている人もいるけどね。あ、そうだ。今の後者のD、学校に来れるんだったら俺が代わりに履修登録する必要なかったじゃないか! むぅ〜、まぁ来れるかどうか微妙だったそうだし仕方ないか。アンケートがあるってことを知っていたとは思えないしね。

 そうやっていろんな人と話したりいろんな人が話しているのを聞いていた当番の一日だったけれど、もちろん何の話題もないときもあったわけで、そんなときは本を読んだり研究室のPCからNetに繋いだりしていたんだ。でも、途中で推薦状が欲しくてだけど自分トコの社長の名前を知りたいってやって来たヤツにPCを明け渡したら…なぜかそこで回線への接続が思うようにいかなくなった(あせ) どうやら発信機のところでエラーが起こったらしいのだけど、昨日の今日にここへ来たばかりの俺がパスワードだとかなんだとかを知っているはずがない。だからこのPCは放っておいてある(w)
 それともうひとつ、教授がパスワードを忘れてしまったというメールアカウントについてもあれこれ暗中模索してみたのだけど、これもダメ。そして別のメーラーをDLしておいてあげようと思ってDLしようとしたら、回線が切れているわけでもないのになぜかDLだけができなくって。そのときはまた別の生徒がいたのだけど、そいつに聞いてもどうしようにもなかった(あせ) うーん、前途多難。

 読んでいた本は新保裕一の『盗聴』。この本は彼にとって初めての短編集となる。とは言えその短編〜中編の掲載時期は今からもう10年ほど前のことだから、今また探せばそろそろ2発目が出てもおかしくないのかもしれない。でもね、俺はこの本がまさか短編集だとは思いもよらなくて、普通にこの人らしい長編だと思いながら読み始めていたの。中には5編入っているのだけど、その最初のとふたつめのをどうやったら結び付けることができるんだろうってずっと考えてた(あせ) なんだか俺らしいよね。
 本を読み切るころに新宿へと着き、同期内定者のTさんと会った。彼とはちょうど2ヶ月ぶりの再会♪ あのとき受けたすごいなって印象をそのままに彼はそこに立っていたよ。まずはカラオケで1時間過ごし、そして今度集まろうって企画しているキッキリッキへと向かった。それにしても本当に彼とはよく気が合ったんだ。例えば置かれている境遇がほとんど同じかそれともまったくの正反対だったり、いろんなことへの意見としてはたいていが達観した位置で同じ内容だったり。これから何十年も付き合う相手としては最高だね。だけど…社会人になるってやはり大変そうだ。

 会食の場所に関しては今日のところでたぶん問題ないだろう。がつがつ食べる人には踏まんだろうけれど、食べるのを目的にしているのではなくてあくまでおしゃべりが目的なんだもの、そういう意味では十分満足できるはず。さて、明日は朝早くからバイトだ。たった一杯だけ飲んだワインの酔いも覚めたし、早めに眠ることにするか。

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