日記?(part.2)

2002年6月26日
俺が彼女からに出会ったのは今から1年半前の秋が終わろうとしているころだった。
当時HPを立ち上げたばかりの俺がNet友達のHPへと足を運び、
掲示板で自分のHPの宣伝をしているところを見たのだという。
本当はそれ以前に彼女から一方的に俺の存在は知られていたようだが、
だからといって何か連絡を取るほどのことではなく、初めはそのままだったらしい。
けれどもHPを立ち上げたという話を聞き、連絡する手段ができた。

そのときのことを思い出して何度か話をしてもらったけれども、
人見知りの激しい彼女がなぜ名前を知るだけの人、つまりStAirWilLである俺に
連絡を取ろうとしたのか今もって不思議であるという。
ゲストブックに書かれた見知らぬHN。
それに俺が気付いたのは、名前が書き込まれた翌日のことだった。
となればもちろん「ありがとう」と声を掛けるのは管理人として当然のこと。
でもそのメールに返事が来て、「このままメールを続けませんか」と
折り返し言ったのは当然なんかではない、特別なこと。
俺だって不思議に思う、どうしてあのときメールを続けようと言ったのか。
そんな“偶然”がふたつ重なり、俺たちはメールを交換し出した。

でもね、最初は彼女が女の子であることすら知らなかったんだよ。
だってゲストブックの性別の欄だけが空白だったんだもの。
おかげで外国に住んでいるというあのひとのことを男性だと、
しかもしっかり働いている人だと勘違いしてしまった。これは今だから笑える話。
なのに…それがなぜか恋心になってしまったのだから不思議なものだね。
俺は大学生活中に恋愛をする気などなかった。することもないだろうって思ってた。
それをあっさり裏切ってくれたのは、二つ年下のかわいい女の子だったってわけさ。

あのひとはそのときまだ高校生だった。
家族の都合で留学してたから、学年をひとつ落としてたんだ。
かつてアメリカに移り、一度日本に戻ったもののすぐにまた渡ったせいで
向こうでの暮らしのほうが日本にいる期間より長くなりそうな状態でね、
自分とは違うと思っていたら「特別に思わないで」って言われたよ。
その経歴のせいでなのか友達との別れなど悲しいことを先に予測して、
あとで辛くならないように深く付き合おうとしない性格に育っていたけれど、
実はそんなのはただの強がりで、本当は淋しがり屋の女の子だってことは
付き合い始めてすぐに判っちゃった(笑

告白は、ほとんど同時だったな。そう言って間違いない。
クリスマスを直後に控え、つまらないことで喧嘩して。
「嫌いだったらもう連絡しないで!」「嫌いなわけないだろ、むしろ…」……
わけわかんないことで怒られて、わけわかんない経路で告白したよ。
あー恥ずかしい、思い出すだけで照れちゃうなぁ(苦笑

でもね、やっぱり超長距離恋愛が万事順調に行くはずなんてない。
それに彼女は極度の淋しがり屋さんだ。
何度別れ話という名の諦め話が浮かび上がったことか。
またはいったん離れてお互いの気持ちを抑えることにしようとかいろいろね。
それが毎週のようにあったせいで、とうとう“魔の金(木)曜日”なんて
名前までついてしまった時期もあったよ。
そんなときは、お互いのご褒美としての電話が役に立った。
ICQやヤフーメッセでも何十回と話したけれど、やっぱり電話が一番だったね。
そのうちに彼女が拗ねる(“離れ話”の原因の半分はこれにあったらしい)ことも
少しずつ少なくなり、電話も週に1回曜日と時間を決めてするようになっていたんだ。

実際に逢えたのは、初めてメールを送ったときからすでに11ヶ月が経ってから。
親戚が結婚式を挙げるとのことで、学校を休んで1週間だけ帰国してくれたんだ。
二人の家が東京圏内にあったことには感謝しているよ。もしかしたら、
たとえ同じ日本国内でもろくに会えない場所にいた可能性もあったからね。
そのとき逢えたのはたったの3日で、どこへ行くわけでもなかったけれど
すごく楽しかったな。今でもよく覚えてるよ。
そして、次に会えたのは今年の1月。
仙台のとある温泉で2泊の旅行をして、夜を二人で迎えて、誕生日を祝ってもらって。
このときは6日だけ行動をともにした。
つまり、まだ通算でも9日しか会ってない。それが俺たち。

今ではもう出会ってから550日ほどが経っている。
メールの数はすべて長いメールで1800通をそろそろ越えそうだ。
将来のことは判らないとしながらも、できることなら一緒になりたいねって
甘く話すことができる関係にまで仲良くなることができた。
今年の夏は、俺にとって最後の夏休み。二人で過ごす最初で最後の長い夏休み。
もちろん卒論や宅建や課題などで遊んでばかりもいられないけれど、
それでも逢うためだけに買ってしまった定期をフルに活用してみるつもりだよ。

今回あのひとは約2ヶ月日本に滞在してくれるんだって♪
その間にいったい何回逢うことができるんだろうね?
とりあえず2ヶ所に泊まる予定で宿泊所はそれぞれ予約したよ。
そしてその前に、ゆっくり時間をともにしようって明後日逢うことにしている。
そう、あの人は明日向こうを発ってこっちに向かってきてくれる!
本当は空港まで出迎えに行きたいのだけど、彼女の家族がいる手前、
会いに行くことはできそうにない。うー、向こうの家族を恨みたい(苦笑
だから、逢うのは一日置いた翌日となる。
それでもなるべく早く、早く逢いたいから、俺は待ち合わせ場所の駅で
朝を迎えることにした(笑 ちゃんと説明すると、明日のバイトが四ツ谷であって、
それが朝まで掛かるから家に帰らず直接行こうというわけ。

もうすぐ、もうすぐ逢える。大好きなあのひとに半年ぶりに逢うことができる!
「あ」から始まる5文字、勇気を出して言いたいね。言えるかな?(笑
Kさん、俺はここで待っているよ。君が来るのを誰よりも心待ちにしているよ☆
早くおいでね。そして走って俺の胸に飛び込んでおいで♪

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