昨日から水落晴美の夢界異邦人を読んでいる。もちろん最新刊の、第3巻。
今はようやく半分ほどを読み終わり、この不思議な世界の存在する理由が
判ってきたというところかな。あとは結末へと向けてどうなるのか…
今回も出て来た一紀や、一番の中心人物である千夏のこれからの行動に
目を凝らしながら先を読み進めていきたいと思っている。
ただし、勉強に支障のない範囲で(苦笑

この本は読み終わり次第、今までに出ている1・2巻と合わせて
恋人であるKさんに渡そうと思っているよ。絵も文もとてもお勧めなものでね。
ただ、各巻のインターバルが長いせいか、それとも話が複雑だからか、
この夢界異邦人という話の世界の情報をいまいち覚えきれていない。
本当ならもう一回読んでから渡したいところだけど、たとえそうしたとしても
第4巻が出るころにまた情報を忘れてしまっていたなら意味がないものね。
だから、読み返しはしないままに渡すことになると思う。
多少の未練がないとは言わないが。

ところで俺の身体には今、あのひとにつけられた“傷”がいくつかある。
もちろんそんな大した物ではないし、放っておいても構わない類のものだ。
ただ、着ている物を脱いで鏡に自分の身体を映したとき、
目に入るその“傷”を見ると妙に二人で過ごした時間が恋しくなる。
“傷”は、そのうちに消えてしまうものだ。
今のこの“傷”こそ予想していなかった深さで治るのに時間が掛かるけれど、
それだってきっと次に会える日までには消えてしまうのだろう。
できることなら、この“傷”が俺の身体からすべて消える日なんて
来て欲しくない。消えるたびに新しい“傷”を刻み付けてもらいたい。

「この身体に一生消えぬ傷を…」
君の手で刻み付けてもらいたい。そう願うことを果たして人は狂気と呼ぶのか。
思わず恋人の名前を身体に彫ってしまいたくなる俺は変な人間なのだろうか。
この身体に一生消えぬ傷を。もしくは、毎日ひとつずつの“傷”を。
そして同じものをあのひとにも。刻みたい、刻んでもらいたい。
はぁ、今すぐ刻みにここへと会いに来てもらいたい。
会いたいなぁ、すごくすごく。写真を見ていると気持ちが余計に募るよ。

台風が近付いてきたせいか不安定だったお天気も、
ちょっと地域が離れただけで青い空が見られたりするから不思議だよね。
「外は暑かったけれど散歩してきた」というあのひとのメールを
雨を避けるようにクーラーをかけた部屋で勉強しながら読んでいたよ。
そして懐かしいタイトルを含めて数枚のCDを聴き、本を読んだりして今に至る。
横浜で会った人達にメールも送ったことだし、あとは勉強をして眠るだけ。
会えずに一日を過ごしたせいで多少切ないけれど、
今はそれより眠気のほうが勝ってしまいそうだ(苦笑

あの数日間に自分で撮った一連の写真を見る。
二人で迎えた夜に受け取った就職祝の名刺入れを開く。そして手紙を読む。
今俺はここにいる。そしてあのひともそう遠くないところにいる。
だけど、だけど… どうして同じ場所にいることができないでいるのだろう?
どうして再び離れなければいけないというのだろう?
このことを理不尽という気はない。別にどこもおかしくなんてないのだから。
ただ、ただもうちょっと運命が自分に味方してくれさえすればとは願う。
痛切に願う。こんなにも強く願い、七夕の夜にも願ったというのに!

会いたい。会って、愛してるって言いたい。会いたいよ…

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