夏真っ盛り、という形容詞が使えなくなりだしたこのごろだけれど、
やはりまだ夏は夏、残暑が厳しく日中は汗ばむほどの陽気だった。

そんな感じのちょっと雲が掛かった空の下、俺は慌てて走っていたよ。
だって、デートの約束の時間に遅刻してしまっていたんだもの(あせ
約束の場所は昔行ったことのあるとある眺めのいい喫茶店。
そこの店内で10時半に待ち合わせのはずが、目が覚めたときはすでに10時!
普段はそこへ行こうとするなら9時過ぎには出ているはずの俺なのに…

しょぼん、だね。ホントごめんなさい、だったね。
寝坊の原因はたぶん、昨日の夜ずいぶん遅くまで作業をしていたこと。
あまりに眠くて初めは布団で眠らずに椅子に座ったまま寝てたくらいだから。
だから目覚ましもセットする時間がなかったんだよね〜。
こうなるんだったら夜半に一回起きたときに、
もう少し頭を働かせて時計のアラームを時刻調整しておくんだったよ。
でも遅刻については“くすぐりの刑:3分間”を宣告され、
もう受刑も済んでいるから大丈夫♪
…ただし、その間は死ぬほど笑い転げてたから大丈夫だとは言えないか(あせ

今日はね、水族館を観に行こうって話だったの。
だけれどサンシャイン60通りを歩いている間に映画館があって、
上映開始時刻もまさにちょうどそのときだったものだから
あっさり目標を変更して『猫の恩返し』を観てきちゃった(笑
けっこう面白かったよ、ギブリーズepisode2も含めて。
ただ、ところどころでもうちょっと絵柄をうまくできなかったのかなと
思ったところがいくつかあったのも事実。
だけどそんなの気にするほどのもんじゃなかったさ。
面白かった、本当に♪ そしてバロンは思ったよりも恰好よかった。
猫ちゃんがたくさん出て来てたのも嬉しいよね。
って、猫が出てたからって評価が上がるわけじゃないからね!(苦笑

結局そのあとも水族館には行かなかった。
“どうぶつ奇想天外”主催の特集だかが組まれていたのは気になったけれど、
あの長蛇の列に混じって道を進み、人のたくさんいる中で
魚などの観察をするのはどうにも気が引けてしまったからね。
代わりに同じ建物の中のお店をあちこち見に行ったり、
途中で買った駄菓子を椅子に座って一緒に食べてたりしてた。
…味のほうは激マズだったことを忘れないように書いておこう(死

そして…時間がどんどん過ぎてって…夕飯はお酒もちょこっと飲んじゃって…
酔い覚ましに公園のベンチで座っておしゃべりしてたとき、
半分冗談で親に自分達の関係を話すとか今夜は相手の家に
寝泊りするんだとかって話をして。できることなら本当にそうしたくって。
Kさん、君は本当にもうすぐ帰ってしまうの?
もう、冬になるまでこうしてたくさん逢うことができなくなるの?
辛いね。とっても辛いね。この夏が最高に楽しかっただけに、
秋、冬とお互い一人で迎えられるかちょっと俺も自信ないぞ。
きっと泣き言言ったりもするぞ。君の恋人は淋しいとすぐ泣いちゃうんだぞ(笑
ふぅ…いったいどうなってしまうんだかねぇ?
どんな決断を君は下すんだかねぇ…


……冗談抜きで奪い去ってしまおうかな(苦笑

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